社長インタビュー記事は、公開して終わりにするにはもったいない素材です。採用ページ、面接前の案内、営業資料、商談後のメールなど、7つの場面で使い回せます。
この記事では、使い回し方を場面ごとに整理しました。掲載先のルールを守って使うための注意点も、あわせて紹介します。
この記事でわかること
- インタビュー記事が「公開して終わり」になりやすい4つの理由
- 使い回す前に確かめたい、掲載先のルール
- 採用から営業まで、記事を使い回す7つの方法
インタビュー記事が「公開して終わり」になりやすい理由
取材を受けて記事が公開されると、ひと安心。SNSで一度シェアして、そのままになっている会社は少なくありません。
多くの会社が同じところで止まるのには、理由があります。
- 使い道を決めずに取材を受けている:記事ができてから「どう使おう」と考え始める
- 掲載先のルールが分からない:どこまで使ってよいのか不安で、手が止まる
- 社内に共有されていない:営業や採用の担当者が、記事の存在を知らない
- 一度の告知で満足してしまう:公開直後の反応が落ち着くと、忘れられていく
インタビュー記事の強みは、社長の考えや会社の歩みを、第三者の目線で整理している点。自社のホームページには書きにくい話ほど、記事の中で生きてきます。
使い回す前に確かめたい、掲載先のルール
記事を使う前に、必ず掲載先の規約を確かめましょう。記事の著作権(文章を使う権利)は、多くの場合、掲載したメディア側にあります。
Rootsの場合、掲載規約で次のように定めています。
Rootsの掲載規約(要点)
- 記事の著作権はRootsの運営会社に帰属する
- 掲載企業は、自社のウェブサイト・SNS・採用ページ・営業資料で、記事へのリンクや引用ができる
- 引用するときは、出典として「Roots」を明記する
出典:Roots「掲載規約」
全文をそのまま自社サイトに貼るのではなく、「リンク」と「出典を明記した引用」で使うのが基本。ほかのメディアに掲載された場合は、そのメディアの規約を確認してください。
インタビュー記事を使い回す7つの方法
場面ごとに、使い方と記事のどこを使うかを一覧にしました。
| 場面 | 使い方 | 記事のどこを使うか |
|---|---|---|
| 1. 採用ページ | 「代表メッセージ」の近くにリンクを置く | 創業のきっかけ、大切にしていること |
| 2. 求人票・スカウト文 | 本文の最後に記事のURLを添える | 記事タイトルと一言の紹介 |
| 3. 面接前の案内 | 面接日の案内メールで記事を送る | 会社の考え方、働く人への思い |
| 4. 営業資料・提案書 | 会社紹介のページに引用とリンクを入れる | 事業への思い、強み |
| 5. 商談後のフォロー | お礼のメールに記事を添える | 相手の関心に近い回 |
| 6. SNS・メール署名 | プロフィールや署名にリンクを置く | 記事タイトル |
| 7. 社内の共有・研修 | 新しく入った人に読んでもらう | 理念、判断の基準 |
1. 採用ページの「代表メッセージ」の近くに置く
採用ページの代表メッセージは、どうしても短く、きれいな言葉になりがちです。インタビュー記事へのリンクを添えると、その言葉の背景まで伝わります。
「代表の考えをもっと知りたい方へ」といった一文と一緒に置けば、自然に読んでもらえるはず。
2. 求人票やスカウト文に、記事のURLを添える
求人票の条件だけでは、ほかの会社との違いは伝わりにくいもの。本文の最後に「代表のインタビュー記事はこちら」とURLを添えるだけで、会社の顔が見えるようになります。
ポイント:求人サイトによっては外部リンクを載せられない場合がある。各サイトのルールも確認しておく。
3. 面接の前に、候補者へ送る
面接日の案内メールに、記事のURLを添えて送ります。候補者は会社の考え方を知ったうえで面接に来るため、話が深まりやすくなるはずです。
面接で「記事を読んでどう感じましたか」と聞けば、価値観が合うかを確かめるきっかけにも。
4. 営業資料や提案書の会社紹介に使う
提案書の最初の会社紹介は、事業内容と実績の羅列になりがち。そこに社長の言葉を一つ引用し、出典と記事へのリンクを添えます。
「なぜこの事業をしているのか」が伝わると、価格や機能だけで比べられにくくなります。
5. 商談のあとのお礼メールに添える
商談後のお礼メールに、「弊社の考え方をまとめた記事です」と一言添えて送りましょう。相手が社内で検討するとき、会社の説明資料として回してもらえることも。
3本組のインタビューなら、相手の関心に近い回を選んで送るのがおすすめです。
6. SNSのプロフィールやメールの署名に置く
一度の告知で終わらせず、いつでもたどり着ける場所にリンクを置いておくこと。SNSのプロフィール欄や、社員全員のメール署名が向いています。
署名に一行入れておくだけで、日々のやり取りの中で少しずつ読まれていくもの。
7. 社内の共有や、新しく入った人の研修に使う
インタビュー記事は、社外だけでなく社内にも効く素材。社長が普段口にしない創業の話や判断の理由が、まとまった形で読めるからです。
新しく入った人に最初の週に読んでもらい、感想を話す時間をとると、会社の考え方が伝わりやすくなります。
3本組のインタビューは、回ごとに使い分ける
Rootsのインタビューは、1社につき3本の構成。回ごとに語られる内容が違うので、使う場面も分けられます。
どの回をどこで使うかは、記事を読んだうえで決めるのが確実。ここでは編集部の考え方を、目安として挙げます。
① 原点・苦労編:採用ページや社内研修に
創業のきっかけや、うまくいかなかった時期の話が中心の回。会社の原点が伝わるので、採用候補者や新しく入った人に向いています。
② 理念・組織編:求人票や面接前の案内に
大切にしている考え方や、人を選ぶときの基準が語られる回です。どんな人と働きたいかが伝わるため、求人票や面接前の案内に添えやすいでしょう。
③ 事業・展望編:営業資料や商談後のメールに
事業の目的と、これから向かう方向がまとまった回。取引を考えている相手への説明に、そのまま使いやすい内容です。
ポイント:どの回を送るかは、相手が知りたいことで選ぶ。採用なら①②、取引先なら③が入り口になりやすい。
Rootsのインタビュー記事はこちら
1本の記事をすべての場面で使うより、回ごとに役割を分けたほうが伝わりやすくなります。
よくある質問
Q. インタビュー記事を自社サイトに全文転載してもいいですか?
記事の著作権は、メディア側にあることが多いもの。全文の転載ではなく、リンクと出典を明記した一部の引用で使うのが基本です。
判断に迷うときは、掲載先に問い合わせるか、専門家に相談してください。
Q. 記事の写真だけを使ってもいいですか?
写真の扱いは、メディアや撮影者によって決まりが異なります。使う前に、掲載先の規約を確認するか、編集部に問い合わせましょう。
Q. 取材を受ける前にできることはありますか?
「採用に使いたい」「営業で使いたい」など、使い道を先に決めておくのがおすすめです。取材で話す内容も、使い道に合わせて準備しやすくなります。
まとめ
インタビュー記事は、採用から営業まで場面を変えて何度も使える素材です。使う前に掲載先の規約を確かめ、リンクと出典を明記して引用しましょう。
最初の一歩としておすすめなのは、社員全員のメール署名に記事へのリンクを1行入れること。
日々のやり取りの中で、会社の考え方が少しずつ伝わっていくはず。取材で語った言葉を、ぜひ次の出会いに生かしてください。
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